服飾

だらしない・みっともないスラックスを履き続けるのは控えましょう

ワードローブ内のスラックス

最近はオフィスのカジュアル化にともないドレスコードが緩くなりつつあります。

しかし社外の人と会う時だけは相手に不快感を与えぬよう、それなりのドレスコードを義務付けている企業も多いと聞きます。

そのような企業に勤めている場合、

  1. その日の面談相手を確認した上で、服装をカジュアルにするか正統派ビジネススタイルにするか決めてから出勤するという方法があります。

  2. 他方、お堅い企業との面談が急に入るかもしれないので、面倒を避けるために正統派ビジネススタイルを貫くという方法もあります。

    そうしておけば誰に対しても不快感を与えることはありません。

    もちろんジーンズ姿のIT企業関係者に「堅苦しいおっさんやな。こんな人に自分の言うこと理解してもらえるんかな?」と思われても困るので、その辺は臨機応変にネクタイを外すなどして堅苦しい印象を与えないようにする工夫は必要でしょう。

ということで今回は2.のケース、つまり正統派ビジネススタイルとしてウール製スラックスを着た時の身だしなみ基本ルールについてお伝えしたいと思います。

1)身だしなみの悪い例とそれを避ける方法

クリーニング後のスラックス

だらしない・みっともないと思われぬよう、2回履いたらクリーニングに出しています。また1回履いてから次に履くのは2~3日後にしています。

一説によると洋服の生地は、汗を吸って湿ったままの状態にしておくと痛みが早くなるとのこと。なので同じ洋服を連日着ることは避け、生地を乾燥させ休ませるのが良いのだと。そうすると雑菌の繁殖を防ぎ、同時に悪臭の発生を遅らせることにもつながるそうです。

個人的にはこの説にはほとんど信ぴょう性がないような気がしますし、悪臭を防ぐのであれば2日連続で履き、その後即クリーニングに出すのがベストと思います。しかし連日同じ服を着るのはスマートではないという理由で2~3日、間を空けています。

以下が身だしなみの悪い具体例と対処法です。

1.汚れる・臭いがする

飲み物、食べ物をスラックスにこぼしたら、その場でハンカチやティッシュなどで拭くのはもちろん、翌日はクリーニングに出します。

飲食類をこぼすことをはじめ、臭いのつく原因になりそうな事象が生じた際は(トイレでの跳ね返りなども含め)即対処すべきと思っています。

一方で雨の日に泥はねで汚れた場合は、まず泥をハンカチで拭き、帰宅後、砂のようにさらさらになった泥を靴磨き用のブラシで落としながら、それが単なる泥かどうかを確認します。

もし単なる泥で、臭いなどが発生する可能性はないと判断したらもう1日履くこともありますが、当日すでに2回目の着用であれば泥落としをした後、そのままクリーニングに出します。

2.シワがよる

中年男性の後ろ姿

特に夏、太腿の裏から膝の裏にかけてシワができやすいです。当日はともかく翌日もそのままにしているとだらしなく見えます。なのでそんなときは太腿の裏と膝の裏のみアイロンがけをし、出来るだけシワが目立たないようにしています。

ただしこれも2回履くとアイロンだけでシワを無くすのは難しくなります。

なおアイロンがけの際は当て布を忘れないようお願いします。直接アイロンを当てると生地が痛む原因になります。

3.中央の折り目(センタークリース)が消える

だいたい2回履くと折り目がなくなってきて、だらしなく見えてきます。これを避けることこそが、2回履いたらクリーニングに出すようにしている一番の理由です。

特に汚れていなければアイロンがけだけすれば良いかな?と思ったこともありましたが、アイロンでは1日たたないうちに折り目がぼけてしまいます。特に冬に履く厚手の生地だと半日しかもたなかったりします。

また、これはホテルに備わっているズボンプレッサーを使っても似たような結果になります。

なので、アイロン等で折り目をつけるのは諦めました。

一方で夏服等の薄い生地だと、クリーニング店で折り目をつけてもらうと3日くらいもつこともあります。しかし夏は汗による汚れが冬よりも酷いので、折り目が消えなくても2回履いたらクリーニングに出すようにしています。

4.裾が擦り切れる

頻繁にクリーニングに出す弊害は生地の痛みです。特に一番最初に擦り切れてくるのは裾です。

裾は目立たないから少しくらい擦り切れていても大丈夫かな?などと考えてはいけません。仕事中に足を組むことは必ずあります。そのとき他人に裾をさらしかねません。

問題は、裾が擦り切れるとスラックスを処分せざるを得ないことです。

5ミリくらい短くなっても構わないので修繕できないか一度洋服のリフォーム店に行って聞いてみたことがありますが、2センチ近く短くしないと無理との回答でした。2センチも短くするとさすがに格好悪くなるのでこの方法は取れません。

解決策は、手持ちのスラックスを増やし、各スラックスのクリーニングの間隔を空けることくらいしか思いつきません。それでも身だしなみを考えると頻繁なクリーニングは必須だと考えます。

2)基本をはずさない

ビジネスウェアとしてのスラックスの基本ルールについてです。これらをはずすと、みっともないと思われるケースが出てくるかもしれませんので、留意していただければと思います。

1.素材

チノクロスパンツ

四季を通じてウールが基本です。ただし、ポリエステルとの混紡でもOKです。

生地がきめ細かく光沢のあるようなチノクロスであれば、例えばネイビーブルーの上着と合わせれば十分ビジネスウェアとして使えます。しかし、かなりオフィシャルな会議などではひとり浮いてしまう可能性もあるので、敢えてリスクは取らないようにしています。

それ以外の麻、コットン(生地のきめ細かいのチノクロスは除く)などはビジネス向きではありません。

2.色

紺、グレー、茶色の3択です。赤・黄・緑・紫・ピンク・黒・白はビジネスユーズには合いません。

3.柄

柄に関してです。

①無地

無地が基本中の基本です。

②チェック

グレンチェックはビジネスにマッチしますが、それ以外のチェックはカジュアルっぽい物も多いので注意が必要です。

ではどうやってビジネスかカジュアルか判断すれば良いのかですが、ビジネス用とカジュアル用のスラックスを別々のコーナーで販売しているお店で、ビジネス用コーナーのものを選べばまず間違いないと思います。

③ストライプ

スーツのボトムとしては良いですが、スラックス単体で使うと、ジャケット無しのクールビズであれジャケットを羽織るスタイルであれ、トップスとの組み合わせが結構難しいです。

下手すると、街のサンドイッチマンのように見えてしまうリスクもあるので(お笑いコンビのことではなく、鶴田浩二の歌に出てくるおどけ者のイメージです)高いファッションセンスの持ち主以外はストライプのスラックスは避けたほうが無難です。

4.長さ

短いスラックスの丈

くるぶしが見えてしまうほど短かかったり、長過ぎて裾が地面に付いてしまうのはNGです。

適当な長さは、最近はワンクッションよりもハーフクッションの方が良いとされてますが、スラックスの裾口前方にはっきりしたシワが1本入っているか、そうでないかなんて主観的にしか判断できません。

ですのであまり仰仰しく考えずに、直立した時、画像のように革靴の履き口のトップラインが見えてしまうと短か過ぎ、裾が革靴のヒールに被ってしまうと長過ぎだとシンプルに判断すればよいと思います。

5.太さ

パンパンだったりダブダブだとみっともないです。

①お尻に合わせる

ウエストに合わせてスラックスを選んだため、お尻や腿がパンパンになってしまうというケース。みっともないし、縫い目がほどけたりするリスクを背負うことになります。

なので、お尻と腿に合ったスラックスをまずは選び(多少ゆとりを持つ。その辺は店員さんに確認してください)その上でウエストを詰めてもらいます。

②ダブダブ

お尻と腿に合うスラックスを選んだら、逆にウエストがきつくてホックを止められないというケース。

こうなるとウエストに合わせてスラックスを選ばざるを得ず、お尻や腿の部分を絞らない限りスラックスがダブダブに見えてしまいます。下手するとおっさんが学生応援団の太いズボンを履いてるような感じになります。

解決策は腹をへこませるか、フルオーダーのスラックスを仕立てるしかないと思います。

③タック

タックありなしどちらでも良いですが、お腹が少しでてきたオジサンにはタック付きがお勧めです。

ただしツータックですと若い人には格好よくても、オジサンだと何故か野暮ったく見えるそうなので、私はワンタック一択です。

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