服飾

革靴を長持ちさせる為に日頃のお手入れ以外に必要なケアはコチラ

茶色の革靴

超簡単なお手入れ方法で靴も長持ち』 で、10年以上履き続けている革靴5足の画像をお見せしながら、そのお手入れ方法を説明しました。

しかし実際にはお手入れだけでなく、プラスアルファのケアをしたことによって10年以上履き続けることができています。

今回は、その追加のケアとは一体なにか?についてお伝えします。

1)ヒールの削れを見過ごさない

ヒールの削れ

革靴のヒールは、画像白線より上のヒールトップリフト(地面に接する部分)と白線より下のヒールブロックとに分かます。

肝心なことはヒールトップリフトが画像のように擦り減ったら、削れがヒールブロックに達する前に修理店に持って行って新しいものに交換することです。

交換費用はヒールトップリフトの素材や店によっても違いますが、¥3,000以下でやってくれるところもあります。

しかしヒールブロックまで削れてしまうと修理費はその倍以上は覚悟する必要がありますし、その場での修理はできず数日かかるケースがほとんどです。

さらに問題は、削れがヒールブロックまで達すると、その後、靴の形崩れなどの劣化が急速に進み、そうなると修理代が靴の値段よりも高くなってしまう可能性すらあります。

というわけで、今週末にでも修理店に靴を持ち込みヒールトップリフトの交換をしてきます。そのお店のホームページでは「15分で交換完了」となっています。

2)ソール(靴底)の削れを見過ごさない

靴底(前底)

ヒール同様、ソールの前半分(前底)は地面との摩擦によって時間とともに削れ、薄くなっていきます。

1.前底(ハーフソール)

前底が薄くなってきたかな?と思ったら修理店で前底の補強を行います。画像のものはまだ大丈夫なように見えますが、後々のことを考えるとこのくらいでも補強をしておいたほうが良いと判断します。

薄くなった靴底をそのまま放っておくと、石やら尖ったものを踏んで穴が開いたり、クッションの役割をするコルクや足の裏があたるパーツが削れたりするかもしれません。

そうなると、靴底を全て新しいものに交換せねばならなくなります。

前底の補強代は、これも素材や店によって違いますが¥3,000くらいのところが多いようです。

2.つま先

いつもソールのつま先部分が最初に擦り減ってしまうという人は、購入後すぐにつま先のみの補強をするのもアリだと思います。

つま先の削れを放置していると、靴底とアッパーを繋ぐウェルトという部分にまで削れが及んできます。

ウェルトは、靴の周りを縁取るようにアッパーと靴底の間に縫い付けられる細い1本の帯状の革です。ですので、もし一部だけがダメージを受けても、ウェルト全体を替えざるを得なくなります。

その場合アッパーと靴底を分離したりと作業工程も増え、修理費は優に1万を超えてしまいます。

私は特につま先が先に削れるということはないので、前底補強のみで対応しています。

3)シュークリームを塗る

購入した靴をおろす前に、まずシュークリームを塗ります。

超簡単なお手入れ方法で靴も長持ち』で「シュークリームを塗るのはひと月に1回の定期ケアの時だけで良いといったではないか?」と言われるかもしれません。実際に毎回のお手入れでシュークリームを塗るのはやり過ぎで、逆に革が乾燥してしまう原因になりかねないのは事実です。

しかし購入時にシュークリームを塗るのは常道です。なぜなら革靴は工場出荷前に仕上げのクリームが塗られますが、ユーザーにあてがわれた靴は何か月前に出荷されたのかわかりませんし、もしかすると革がすでに潤いを失っている可能性もあります。

ですので靴をおろす前に、念のためシュークリームを塗って栄養分を補給しておきます。

4)擦り傷

擦り傷だらけの革靴

擦り傷自体は靴の寿命にはそれほど影響を与えません。

しかし擦り切れた靴を履いている人を見るとやはりみっともないと思いますし、擦り傷も積み重なってくると、とても人前で履ける状態ではなくなり仕方なく廃棄、ということになってしまいます。

1.かかと内側の靴の側面

両足の靴の側面を擦り合わせて靴を脱いでいると、当然擦り傷が生じます。

なので面倒ですが必ず靴のかかとの部分を手で押さえながら靴を脱いでいます。

2.つま先・小指の外など

階段や何かで擦ったり、左右の靴同士で擦りあったりする際にできる傷です。これは、はっきり言って避けようがありませんし、そんなことを注意しながら仕事に取り組むべきではないと思います。もちろんプレイべート専用のお気に入りの靴であれば、気を使いながら履くのもアリです。

で、擦り傷ができたらどうするかですが、普通に色付きのシュークリームを塗って修復します。その際、黒以外の靴の場合は、靴よりも少し薄い色のものを使います。濃い色のクリームを使うと、その部分が目立ってしまいよろしくありません。

もしうまくいかず傷が気になる場合は、修理店に持っていくことをお勧めします。

サンドぺーパーや色付きの補修クリームを使って自分で修理できないこともありませんが、大事な靴が修復不能になるリスクがあるので、多少お金がかかってもプロに任せたほうが安心です。

問題は、アッパー部分の擦り傷や亀裂の修理に対応していない店(特にショッピングセンターなどに入っているチェーン店)の多いことです。

でも対応しくれるところは必ずあるので、少し離れた場所も含め諦めずに探してみましょう。

3.履き口

ローファー

靴を履いたり脱いだりすることで、靴の中のかかとのあたる部分やトップライン(履き口の縁回り)は必ず摩耗していきますが、これを少なくするには靴を履く時、そのまま足入れしたり指を使って足入れせずに、靴べらを使うことです。

紐靴の場合は必ず紐をほどいてから足入れをすべきといわれますが、急いでいるとき私はそこまでしません。でも少なくとも靴べらだけは必ず使っています。

もちろんそれでもこの部分の摩耗は避けられません。靴を履く時はともかく脱ぐときに、どうしたって摩擦が生じますので。

で、もし摩耗が目立ってきたら修理店に持ち込みましょう。それなりに見栄えが良くなるよう対処してくれます。

画像のローファーの場合、トップラインに被せている革のパーツごと替えてくれました。

まとめ

超簡単なお手入れ方法で靴も長持ち』とここで紹介した方法以外にもう一つ、決定的に大事なことがあります。それは雨で濡れた革靴のお手入れについてです。ですので以下も是非参考にしてください。

⇒ 雨に濡れた革靴のお手入れ方法、現れがちな症状とその対策

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