服飾

革靴はいつも清潔に ~超簡単なお手入れ方法で靴も長持ち~

靴紐を結ぶ男性

老舗旅館や料亭は客の履いている靴を見て、その人の社会的ステータスや教養のあるなしを推し量ると聞きます。

西欧でも靴を見て上客かどうかを判断するなどと言われます。

靴を見ただけではその靴が高いか安いか正確には分からないと思いますし、有名ブランドのマークが靴の外についていたら逆にそのような客は軽く見られるだけでしょう。

なので「靴が清潔に保たれているか?しっかりお手入れされているか?」が主な判断材料になっているのだと思います。

靴は顔や手、上半身ほど見られない部分ということもあり、それほど神経を使わない人を見かけます。しかし「身だしなみは足元から」という言葉もあるくらいなので、

靴は常にしかっかりと手入れをし清潔感を漂わせておきましょう。

革靴の一般的な手入れ方法

革靴メーカーのマニュアルなどに書かれている毎日の革靴の手入れ方法は大体以下です。

  1. ブラシ(大)で靴に付着した汚れを落とす。
  2. シュークリーナー(靴の汚れを落とすために使われる液状、クリーム状もしくは泡状の洗剤)をウェス(汚れ・不純物などを拭き取るのに用いる布)にとり、汚れを拭き取る。
  3. シュークリーム(革を保湿し長持ちさせたり艶出しさせるもので、クリーム状もしくはワックスのものがある)をウェスの汚れていない部分にとり、靴に漫遍なく塗る。
  4. 別のブラシ(小)でブラッシングし、余分なシュークリームを落とす。
  5. ウェスで磨いて艶を出す。
  6. シューポーリッシュ(靴をピカピカにするワックス)をウェスにとって、靴に薄く塗る。
  7. ナイロンストッキング等で磨く。
  8. 木製のシューキーパーを靴に入れる。

超簡単なお手入れ方法

5足の革靴

しかし私はもっと手短にやっています。それでも靴は10年とか軽くもっています。ちなみにこの画像の靴は全て10年以上履いています。(ただし、靴底の修繕だけはしています。)

もちろん短期間でダメになった靴はいくつもありますが、それらは手入れ方法が悪かったのではなく毎回の手入れを怠ったためだと断言できます。

なので以下のような自己流の簡単な方法でも、身だしなみの観点から靴を清潔にたもつだけでなく、靴の寿命を伸ばすという点でも十分有用だと思います。

1.靴を履くごとに毎回行う手入れ

  1. まずウェスで甲革(靴のソールより上の部分。アッパー部分)と靴底(ソール)の側面を拭きます。
  2. もし、かかとを含む靴底自体が汚れていた場合は靴底も拭きます。
  3. 最後に木製のシューキーパーを靴に入れます。

これだけです。

なんだ、これだけなら週一でやればいいじゃん、などと考えるとドツボにはまります。そのように考え始めると「2回履いたらウェスで拭こう」とか、手入れ自体が段々おっくうになってきて、思わぬところで汚れた靴を他人にさらしてしまうことになりかねません。

さらに靴自体の寿命を縮めることにも繋がります。

私の場合10年未満でダメになった革靴は、外傷によるものを除くと全てこのパターンです。

靴のお手入れ

備考:

  1. ウェスで拭くだけで大体の汚れは落ちます。しかし、もし落ちない場合はシュークリーナーを使います。
  2. シュークリーナ―は直接靴に塗ってはダメで(塗った部分がシミになる恐れあり)まずウェスにとり甲革と靴底の側面全体にごく薄く伸ばすように塗り、そしてウェスでよく拭いて汚れを落とします。

2.ひと月に1回の頻度で行うお手入れ

私の場合は1週間(5ワーキングデイ)に5足の別の革靴を履く、つまり毎日違う靴を履いています。

そして同じようなローテーションを繰り返します。当然オケージョンに合わせてローテーションで使っていない靴を履く日もあります。

で、1カ月に1回、5足まとめてクリーナーできれいにした後、シュークリームを塗ります。

これもクリーナー同様まずウェスにとってから甲革と靴底の側面に塗りこみます。その後、汚れていないウェスで仕上げ(靴磨き)をし、革の艶出しをするとともに革の保湿をはかります。

ここから分かるように、シュークリーナ―とクリームを使った本格的(?)お手入れは4~5回履くごとに実践しています。

3.靴の手入れに必要な物・道具

①ウェス

靴屋さんで特別なものを買ったりはしていません。古くなった下着のシャツ(コットン生地)を適当な大きさにカットして使っています。

②シュークリーナー

革製品の汚れを取るもであれば何でもOKなはずですが、革靴用と表記している商品であれば間違いなしです。

ただスポンジ式は革靴用であっても使いません。艶だしを謳っている商品が多く、果たしてクリーナーの役割を果たしているのか不明なのと、スポンジがすぐ汚れ、その汚れが逆に靴に移ってしまうような気がするからです。

なので、あくまでウェスに受けて使うタイプのほうが良いと思います。

③シュークリーム

革靴専用のものが好ましいです。

色落ちを補いたい場合以外は無色(実際には白やクリーム色)のものが便利です。全ての色の靴に対応できますので。

④シューキーパー

木製シューキーパー

靴の型崩れ防止のために絶対に必要なアイテムです。

またシュークリームを塗った後にシューキーパーを入れると革が張って磨きやすくなります。っていうかシューキーパー無しだと艶出しで一苦労します。

4.靴の手入れに不必要だった物・道具

①ブラシ

ブラシ(大、小)は20年前にせっかく購入したのに一度も使ったことがありません。

その理由は、

  • ブラシ(大)は、靴を普通に街で履いている分には泥や砂で思いっ切り汚れることがないので使いません。
  • ブラシ(小)は余分なシュークリームを落とすために使われるものですが、これもウェスだけで十分対応できるので使ったことがありません。

②シューポーリッシュ・ナイロンストッキング等

シュークリームだけで十分に艶を出すことができますし、あまりピカピカしてないほうが渋くて良いと思っているほうなので私は使いません。

しかし自然な光沢レベルではなく、ピカピカにしたい場合は必要なアイテムではあります。

なので好みであれば揃えておくことに反対はしません。

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