服飾

そんなベルトを締めていたらビジネスマナー・ルール違反ですよ

ブラウンベルト

清潔感がない、だらしないと思われるようなベルトを締めている(あるいは締め方をしている)中高年を、ビジネスシーンで見かけることはほとんどないので、身だしなみの観点で提言したいことは特にありません。

なので今回はハードルを少し上げ、マナーとルールといった視点でビジネスベルトへの思いをお話したいと思います。

ただ私はいわゆるトラッド世代ですので、ファッションに対し保守的な世界や業界を念頭に置いての話となります。それゆえ、最近の開放的な職場では問題にならないかもしれないルールやマナーにまで踏み込んでしまっている可能性のあることを予めご了承願います。

1)素材

本革もしくは合皮(合成皮革)二択です。

布地や織物といった布製のベルトは例えバックルと繋がっている部分が革製でも、ビジネス向きではありません。

それと、大人になってからは使ったことがないのでよく分かりませんが、合皮はあまり長持ちしないと言われています。

一方の本革であれば、ベルトは靴やカバンなどと違って損傷を受けることも少ないので、ブヨブヨ腹にでもならない限り5年以上楽勝で使えます。ですのでコスト面では本革に分があるように思います。

2)色・柄など

茶色のベルト

色、柄、バックル、メッシュベルトについてです。

1.色

黒か茶色の二択です。ただし茶色は濃いめのものが無難です。

濃紺のベルトをしている人をたまに見かけますが、黒と茶色以外はお勧めできません。

もちろんカジュアルファッションを受け入れている職場やプライベートシーンでは、何色でも構わないでしょう。  

2.柄

柄なしで、表面が平らな本革もしくは合皮であるべきです。

そしてステッチ(縫い目)がベルトの上と下の両端についていることマストです。ステッチなしのベルトはそれこそカジュアル用です。

またステッチに関し、糸が太かったり革の色とは違う白やその他の目立つ色のものはNGです。

3.バックル

ピンで穴を塞ぎベルトを固定する「尾錠止め」と言われるピンバックルが一般的です。

ピンバックルのフレームはスクウェア(正方形もしくは長方形)とラウンドタイプがありますが、ラウンドタイプはカジュアルっぽく見えます。一方のスクウェアタイプ、特に長方形はビジネスシーンにマッチします。

また穴が無くベルトを挟み込んで留めるタイプのバックルもあり、高齢者が使用しているケースも多いです。これはこれでOKですが、装飾がすごく派手だったり大柄な物は避けるべきです。

4.メッシュ

同じ革でもメッシュになるとカジュアル用ですので、ビジネスシーンでの着用は慎みましょう。

3)ベルトの長さ

黒いビジネスベルト

ベルトが長過ぎたり短か過ぎるとみっともないです。

1.ベルトを使う目的

ベルトはスラックスがずり落ちてくるのを避けるためのものではありません。ほとんどのビジネスシーンで必要不可欠のものではありますが、あくまでアクセサリーです。

2.ベルトの最適な長さ

なので、きつめのサイズのベルトを選ぶ必要はありません。もちろん緩すぎてもだらしなく見えるので丁度よいサイズにすることが大切です。

具体的には、バックルのピンを中央の穴に入れたときピッタリする長さのベルトを選びます。

例えば5つの穴がついているベルトであれば、中央の3番目の穴にピンを入れたときに、きつくも緩くもなければそれが最適な長さのベルトということになります。

またこのようしたとき、自分から見て左側に回すベルトの先は、普通はスラックスのベルトループひとつだけを通すことになり、見た目もいいです。ループをふたつくぐるとやけに長いベルトに見えますし、ひとつもくぐらないと、やけに短いベルトに見えてしまいます。

3.ぴったりのサイズが見つからない

以前ベルトを購入しようと思い、とある有名店に行ったときの話です。

ぴったりサイズのものが中々見つからず困っていたら、女店員さんが「2つ目の穴を使えばぴったりですよ」と言ってきたのでショックを受けました。

他の店に行くのは面倒なのでどうするか考えましたが、今ここでこのベルを購入したらきっと後悔することになると思い購入を踏みとどまりました。

ベルトはあくまで見てくれが大切なので、変な妥協は禁物です。

4.フリーサイズ

フリーサイズベルト

もしピッタリのベルトが中々見つからない場合は、フリーサイズのベルトを選ぶと良いかもしれません。

フリーサイズのベルトは、バックルとベルトを取り外せるようになっているもので、バックルに繋がるベルトの一部をカットすることでベルトの長さを調節できます。つまりユーザーの腹囲にぴったりのベルトができあがります。

私はこのジョイント金具の付いたベルトがイマイチ好きではないので、中年になってから購入したことはありませんが、ジョイント金具が気にならないのであれば、ことサイズという点ではフリーサイズのものがベストです。

そして、もしお店がベルトカット作業をやってくれるのであれば(ほとんどのお店がやってくれると聞いています)自分でやらずにお店にお任せしたほうが間違いがなくてよいと思います。

5.太ってきてベルトがきつくなってきたら

太ってきて中央の穴にピンを入れられなくなったら、以下二つのチョイスがあります。

  1. お腹をへこます。

  2. 新しいベルトに替える。

ベルトを長く使っていると革にバックルのフレーム跡がつきます。

この跡は、同じ穴にピンを入れ続けている限り目立つことはありませんが、入れる穴をひとつずらした途端もろに目立つようになり、そうなると自分の腹がブヨブヨになったことを周りの人に宣伝することになります。

なので前述の二択しかありません。

4)幅

3~3.5センチ幅がスタンダードです。

  • これより太いとカジュアルな感じになります。スラックスのベルトループを通せるからといって4センチ幅以上の太いものを使うのは避けましょう。

  • 細いものはドレッシーな着こなしには似合いますが仕事着にはイマイチです、というよりスラックスのループの幅に比べてベルトの幅が極端に細いと違和感すら覚えてしまいます。

    ただし、すっきりして良いという意見もありますので、細いベルトに関してはこれ以上言及しません。

5)色は靴と統一したほうがよいのか?

革製品群

これは見だしなみどころか、マナーやルールにすら抵触することのない言わばファッションの領域に入ってきますが、私はベルトの色は靴に限らず腕時計のベルト、カバンなど他の革製品とも合わせるようにしています。

衣服をコーディネートする際、色は4~5種類にまとめると良いと言われています。

中年も半ばに入ってからは理由があって、スーツではなく上着とスラックスを別々に購入し、その組み合わせでコーディネートを楽しむ機会が多くなっています。

なので上着・スラックス・シャツ・ネクタイだけですでに4種類の色を使うことなるので(厳密な意味ではもっと多いですが、基調という意味では4種類です)革製品はほとんど全て黒もしくは茶系統で統一するようにしています。

そこまでする必要はないかもしれませんが、少なくとも黒いベルトをするときは黒い靴を履く、茶色の靴を履いたら茶色のベルトをするくらいは統一しておいたほうが良いと個人的には思います。

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